BridgePoint、xtUMLでExecutable UMLしたい 1 ダウンロード、インストール、ユースケース図
「モデルベースソフトウェア開発コミュニティキックオフ」(2015/02/07)で話題になっていた、「最近OSS化されたUML描画&コード生成できる」らしいBridgePoint、試してみた。
【BridgePointに関する情報リンク(2015/2/9時点)】
- http://www.mentorg.co.jp/products/sm/bridgepoint/index.html (公式情報。2012年依頼の取り組みを完了し、BridgePointのすべてのソースコードをOSS公開。Editor、Verifier、Model Compilerあり。「「xtUML Editorは、実行可能なUMLモデルを作成するための業界最高のツールと言えるでしょう。市場の他のUMLツールと較べて、開発作業が非常に簡単になります。」だそう。)
- http://www.mentorg.co.jp/products/sm/news/2013/130219.html (ニュースサイトによる説明。)
- http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1106/08/news002.html (富士ゼロックスによるロボットの取り組みでの使用例。BridgePointでソフトウェアが生成されるまでの図あり。てっとり早く概要をつかみやすい。2ページめに、作成した分析クラス図とかあり。「2日間、アフレル(http://www.afrel.co.jp/)の久保秋真氏によるBridgePoint講習会(ロボコン活動事務局企画)」を受けてBridgePointを覚えたとか。研修には「BridgePointでロボットを走行させる骨組み」が準備されているとか。クラス図に漢字が含まれているとエラー。作成したモデルは「Verifierを使用して動作させ、状態やアクションがうまく定義されているかを確認。3ページめに、WBS(Work Breakdown Structure)も公開されている。)
- http://www.toppers.jp/docs/education/BridgePointSozeX002.pdf(全30ページの「鹿威し」開発の資料。TOPPERS/JSP カーネルを利用し、かつ、MDA技術としてExecutable UMLのの概念を適用し、CASE ツールにはBridgePoint 6.1D(Project Technology 社)を使用し、モデルをコードに変換するツールとして、同じProject Technology 社のモデルコンパイラ(MC-3020 v3.3)を使用した開発例。MDAの概要とか、UML各種図のサンプルとかあり。2004年と多少古めだが、UMLの貴重な実用例としてもよさげな資料。「MDA によるシステム開発は、機能要求による仕様を表現する分析モデル(PIM(Platform Independent Model)=プラットフォーム独立モデル:実装技術非依存)を作成し、非機能要求を考慮した設計モデル(PSM(Platform Specific Model)=プラットフォーム固有モデル:実装技術依存)へ変換(マッピング)した後コードを生成する」。コード生成にはCygwin利用。make。原本へのリンクは「http://www.toppers.jp/edu-shishi.html」)
【ダウンロード&インストール】
公式サイト(http://xtuml.org/)のDownloadsより、「Additional Downloads」へ。Installersの、「BridgePoint for Windows(4.2.0、476MB)」をクリックしダウンロード。(Linux版もあり。)
exeをダブルクリックでインストール実行。
「BridgePoint with Eclipse」、「BridgePoint」を選べるが、まぁなんか簡単そうなのでEclipseつきの方を。
デフォルトのインストール先が「C:\MentorGraphics\BridgePoint」だったので、「D:\MentorGraphics\BridgePoint」として、インストールディレクトリ作っておく。そして次へ進んでいきインストール開始。途中でMicrosoft Visual C++2005がどうのと出てくるが特に問題なく進んでいく。
D:\MentorGraphics\BridgePoint\eclipse_extensions\BridgePoint\eclipse\plugins\com.mentor.nucleus.bp.doc_4.2.0\ReleaseNotes\HTML\ReleaseNotes.htm にReleaseNotes.htmがあるようで、勝手にブラウザで開いた。
インストール終了。デスクトップのショートカットか(インストール時に作るかどうか聞かれる)D:\MentorGraphics\BridgePoint\eclipse\Launcher.batで起動できるとのこと。
確かに何かできている。とりあえずダブルクリック。
濃い水色の何か立ち上がり、Eclipseっぽく、「Workspace Launcher」の指定画面になるので、「D:\MentorGraphics\workspace」にしておく。
おー、何か起動しました。とりあえず「Quick Start」で。「BridgePoint UML Introduction」をまずはクリックしろとか書かれているのでクリックすると、ヘルプが起動したw
見ていてもよくわからないので、ExampleのGPS Watchを選択してみる。Eclipseのプロジェクトっぽいものが起動。「Use Cases」をクリックすると、ユースケース図が起動した。おー。
【ユースケースいじってみよう】
とりあえずユースケースいじってみる。サンプルを使って。
- 矢印とかユースケースは、右側にある「Use Case」を開くとGenerization、Include、Extendとか出てくるので、クリックして元図形をクリックして、そのまま後図形まで引張り、後図形の上で離すとつながる。
- ズームは、右側にある「Zoom Tool」で、通常クリックすると拡大、Shift押しつつクリックすると縮小。(あるいはツールバーの虫眼鏡。こちらが簡単かw)
- ユースケースを書こうとするとデフォルトで「Unnamed Use Case」になるが、既に同じものがあると作られないので、テストの時には1とか適当につけておくとOK。
- 日本語も使えるようだ。
次回はソースコード出力とかやってみるか。